4日にキャベツの価格高騰についてお伝えしましたが、今値段が下がってきているのが「イチゴ」です。他の野菜や果物同様、一時期は高騰してましたが、なぜ下がったのでしょうか。
次々と売れていくイチゴ。高松市のゆめタウン高松では4日、イチゴ全体で200パック以上を売り上げました。好調な理由は……?
(ゆめタウン高松/梶原雄一朗 支配人)
「物量が出回ってきて、少し前は高値で推移していたところが相場的には下がってきてます」
こちらでは平年の1.2倍ほどの価格で販売されています。
(買い物客は―)
「今見て安いなと思って。今の時期はいただきますね」
農林水産省が調査している高松市中央卸売市場でのイチゴの平均価格は、2024年12月24日のクリスマスイブに1kgあたり3008円だったのが3日は1610円。一時期の半額ほどになっています。
5日もイチゴ狩りのお客さんでにぎわっていたのは高松市飯田町の「スカイファーム」です。
(イチゴ狩り中の親子は―)
「今シーズンは初めてです」
「買いに行くと高いのでここで元を取ろうかなと」
「(Q.きょう何個食べる?)5個」
こちらではイチゴ狩りなどのほか、収穫した1割ほどを市場に卸しています。なぜ今、価格が下がっているのでしょうか。
(スカイファーム/川西裕幸 社長)
「寒波の影響もあって、収穫量が上がってこなかったんですけど、量が増えてきた感じがあります。価格も安定してくると思います」
スカイファームによると2024年夏の猛暑で実がなるのが3週間ほど遅れ、需要がもっとも高くなるクリスマスから年末にかけ市場に出回る数が3割ほど減りました。
寒波などの影響で2月までは色づきが悪く収穫量が少ない状態が続きました。しかし……。
(松木梨菜リポート)
「先週暖かったため、収穫量が増えているそうです。きょうもたくさんの実がなっています。真っ赤に色づいていますね」
今後の見通しは――?
(スカイファーム)
「シーズン通しての収穫量はそんなに大きな波がない。2月いっぱいまで収穫量が少なかった分、これからは安定して収穫できると思いますので、価格が安定してたくさん買っていただいたらうれしいですね」