アジアチャンピオンに輝いた高校生レスラーも卒業です。香川県の多くの県立高校で卒業式が行われ、高松北高校レスリング部の吉田泰造選手も学びやを巣立ちました。
高松北高校の卒業式。205人の卒業生の中にはレスリングで活躍する吉田泰造さんの姿がありました。吉田さんは中高一貫の高松北中学・高校に6年間通いました。
2024年、レスリングの全日本選抜と全日本選手権で優勝し高校生では史上初となる二冠を達成。さらにアジア選手権も日本男子史上最年少で優勝するなど快進撃を続けました。
卒業生は植松校長から「置かれた場所で咲きなさい」という言葉を贈られ、思い出のビデオを見て3年間を振り返りました。
教室で担任の先生から卒業証書を手渡されました。最後のホームルームでは、感極まるシーンも……
(高松北高校を卒業/吉田泰造さん)
「皆さんに、『吉田泰造とクラスメートだったよ』とか、『自分の子どもが吉田泰造と同じクラスだった』っていう風に自慢してもらうのが夢です。4年後はオリンピックに連れていくので、楽しみにしててください」
吉田さんは、高松北高校の先輩でパリオリンピック金メダリストの日下尚選手と同じ日本体育大学に進学します。
日下選手というと、強さの秘訣と語る「うどんパワー」で知られていますが、吉田さんは……?
(高松北高校を卒業/吉田泰造さん)
「面白いことが言えないんですけど(笑)。友達、クラスメートが本当に大好きなので、クラスメートからの応援だったり、そういうのが自分は励みになります」
「友達パワー」で、まずは3月に開かれるアジア選手権で連覇を、そして2028年のロサンゼルスオリンピックでの金メダルを目指します!
(高松北高校を卒業/吉田泰造さん)
「『あのオリンピックチャンピオン俺の友達だぜ』というのが聞こえてほしいなと思います」