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広島のサッカー専用新スタジアムを岡山県知事らが視察 知事「地域のスタジアムを勉強したい」

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 サッカー・J1ファジアーノ岡山が広島と激闘を繰り広げた広島のスタジアムは2024年2月に完成しました。岡山でのホーム戦で「見たくても見られない」状況が続く中、岡山県から多くの関係者が視察に訪れていました。

 12日の広島とのアウェー戦に訪れた岡山県の伊原木隆太知事。広島県の湯崎知事とファジアーノ岡山のオーナー木村正明さんと一緒に試合を観戦し、勝利の瞬間を見届けました。

 広島市中区に2024年2月に開業したエディオンピースウイング広島。「まちなかスタジアム」がコンセプトになっていて、周辺にはビルが立ち並びJR広島駅から徒歩30分圏内です。

(記者リポート)
「広島の新スタジアム、音もそうなんですが、ピッチからかなり近く白熱した試合が見られそうです」

 スタジアムの収容人数は約2万8000人で客席とピッチとの近さは最も近いところで約8mです。開業以降ほぼ全てのリーグ戦でチケットが完売していて、クラブの昨シーズンの売上高は前の年に比べ倍近くになりました。

(ホーム戦毎試合観戦/広島サポーター)
「もう最高です、交通の便もそうなんですけど、スタジアムの雰囲気・近さあと熱量がすごくて。毎試合感動するレベル」

(倉敷在住/広島サポーター)
「変わりました。専用スタジアムだと近いので、子どもたちも『おぉ!』っと目の前でプレーを見れる、だから子どもたちも試合になったらすごい応援していて」

 ファジアーノは現在、これまでのホーム戦全てでホームエリアのチケットが完売するなど「見たくても見られない状況」となっています。

 12日の試合には伊原木知事に加え経済界や県議会議員ら岡山から多くの関係者が訪れました。

(がんばれ!ファジアーノ岡山県議会応援団/小田春人 団長)
「プロスポーツを応援して、感動を共有する文化が(広島には)しっかりとある、そういうものを岡山にも作っていくためには新しいスタジアムがぜひとも必要だと思っている。新年度から議会の委員会でも恐らく議論することになる」

 岡山での新しいスタジアム建設に向け今後の議論は……

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「議会の皆さんの中で理解が進むというのはこれは明らかに前に進むということなんだと思う。これから神戸や名古屋などファジアーノのアウェーの試合に行くことでそれぞれの地域のスタジアムを勉強させてもらおうと思っている。みんなでいろいろな経験をすることでそれぞれ知見も深まってくると思う」

(ファジアーノ岡山/森井悠 社長)
「多くの方に実際に体感していただくことっていうのは何よりも大きな説得力を持つと思うので、試合で感じてくださったことをいろいろとお聞きしながら、私たちもクラブの活動に反映していきたい」

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