サッカー明治安田J1リーグ第5節、ファジアーノ岡山は8日、アウェーで浦和レッズと対戦しました。日本屈指のクラブと完全アウェーでの初対戦となりました。
サッカー専用スタジアムとして最大収容人数約6万2000人とアジア最大級の大きさを誇る「埼玉スタジアム2002」。日本屈指の人気を誇る浦和レッズとの初対戦には約2300人ものファジアーノサポーターが駆け付けました。
(サポーターは―)
「どんな応援かも直接見たいし、わくわくしながら来ました」
「絶対勝って大ブーイングを浦和サポーターに起こさせてやりたい」
「スタジアムもでかいけど、広場とか駅からの導線とかやっぱりすごいなと思って。導線も含めて岡山にもこういうスタジアムができたらいいなと思って、すごいワクワクするよな?」「ワクワクする!」
また、クラブとしてもJ1のレベルを肌で感じようと、ほぼ全てのスタッフがスタジアムに集まりました。
(ファジアーノ岡山/森井 悠 社長)
「(浦和は)日本一の規模のクラブ、日本一のサポーターが存在するクラブ。それを肌で体感してもらいたいと思って全員連れてきました。しっかりその思いを持って岡山でも運営に活かしていきたい」
この日の観客数は約3万5000人。ファジアーノとして初めてとなる2万人以上の前での試合です。大歓声とブーイングでピッチでのコミュニケーションも取りづらく、序盤から苦しい時間が続きます。
前半41分にはゴールを奪われたかと思いましたが、J1で導入されているVARによりオフサイドの判定。ノーゴールで前半を0対0で終えます。
後半4分、浦和にサイドを突破されると、先制点を許してしまいます。その後、選手交代などで徐々にペースをつかんだファジアーノは後半アディショナルタイム。
途中出場、木村のクロスに、ルカオ! ドンピシャのヘディングもゴールを外れ、試合終了。完全アウェーの中で勝利とはなりませんでした。【ファジアーノ岡山 0-1 浦和レッズ】
(ファジアーノ岡山/森井 悠 社長)
「3万人を超える方々が集まっても普通に運営できる力をまざまざと見せつけられた中で、来てくださった皆さんがどういうふうに感じたかがすごく大きいんじゃないかと思っている。その思いの結集が街を動かしていくものだと思うので、私たちもしっかりと準備をしていきたい」