4月から休館している高松市の新屋島水族館。その生き物たちを展示する場所として整備された「市場水族館」が5月3日にオープンしました。新屋島水族館の人気者2人がそのオープンを盛り上げました。
（篠原茉那リポート）
「開館15分前ですが、すでに行列ができていて、人が続々と集まってきています」
（先頭に並んでいた親子）
「（Q.どこから来られた？）愛媛です。こういう市場みたいなところでするのは見るのは初めてなのでどんな感じかなと来てみました」
人々がオープンを心待ちにしているころ、中では何やら打ち合わせをする2人。
（世直し侍・平清親）
「（いよいよ始まりますね）始まるでございます。いよいよでございます。緊張でございます」
この侍は……新屋島水族館でイルカショーを担当していた「世直し侍」、平清親。新屋島水族館の休館前最後の営業日にはサイン会が開かれ、多くの人が列を作るほどの人気者です。
（新屋島水族館／櫻井俊行 館長［4月6日］）
「2年後ぜひ皆さん来ていただいて、リニューアルした姿、そしてリニューアルした姿を『なんか懐かしいな』と思ってもらえるような建物にしていきたいと思います。皆さま本当にきょうはありがとうございました」
施設の老朽化に伴い、リニューアル工事をすることになった新屋島水族館。約2年の休館中に生き物たちを展示する場所として「市場水族館」は整備されました。
世直し侍「（お客さんすごいですね）思った以上で緊張でございます」
マナやん「ちょっと待て！ こっちを映せ！」
世直し侍「画角に収まらないんだよ。マナやんでかいから」
マナやん「KSB！ ここカットすんなよ」
世直し侍「5チャンネル。できる？ マナやん」
マナやん「5！」
スタッフに絡んできたのは新屋島水族館の公式キャラ、「マナやん」。世直し侍と一緒にオープニングのあいさつを担当します。
世直し侍＆マナやん「みなさ～ん。おはようございま～す」
マナやん「ちょっとだけ拍手してもらっていいですか？」
世直し侍「テレビとかいるので拍手お願いします。ありがとうございます」
マナやん「今回は侍が市場水族館の館長になったマナ。そのコメントを一言もらうマナ」
世直し侍「なんと拙者、館長に就任しました！ ありがとうございます。一生懸命市場水族館を皆さんと盛り上げてまいりますので、よろしくお願いします」
マナやん「そして、オイラはフク館長になりました。フク館長のフクは幸福の『福』とお書きください」
世直し侍「カウントダウンを……ゼロでオープンでまいりますので」
世直し侍＆マナやん「せーの、5、4、3、2、1オープンでございます。市場水族館でございます。いらっしゃいませ～」
市場水族館が整備されたのは高松市中央卸売市場の「旧青果棟」。いろいろなところにその面影を見ることができます。
イルカやアザラシなど大きな生き物たちは連れてこられませんでしたが、約100種類、1000匹の生き物たちを展示しています。
（篠原茉那リポート）
「市場水族館ではペンギンが泳いでいる様子を横からも見ることができます。開館を祝福しているかのように、すいすいと泳いでいます」
（来館者は―）
「思ったより近くで見られて、すごく子どもも楽しそうで良かった。近いですよね。びっくりしたね、（水が）ビチャーって」
（市場水族館 館長／世直し侍・平清親）
「『休館でございます。皆さんありがとうございます』と言って1カ月経たないうちに『オープンでございます』と、気持ちの移り変わりがすごくて疲れました。ホッとしてます。ホッとしたのはきょうの朝、来てくれたお客さんたちの顔を見てやっと……いきなりホッとしました」
「山の上」から「海の横」に……。生き物たちの仮の住まいとしてオープンした「市場水族館」はこれまで以上に多くの人が「気軽」に「行きやすい場所」になることを目指しています。
（市場水族館 館長／世直し侍・平清親）
「山から下りてまいりましたので、皆さんが来やすくなったということがすごく大きいので、『どれだけ来てくれるかもわからないな』とか、『来たお客さんにどういう気持ちになってもらえるかな』とか、いろいろ思ったんですけど。思っていたよりたくさんの方に来ていただいてうれしゅうございます。ちょっと侍の言葉を忘れていました」
（市場水族館 館長／世直し侍・平清親）
「皆さんに来てもらいながら『こんなのが見たい』とか『こんなことがしたい』とかいっぱい教えてもらって市場水族館が出来上がってくると思いますので、まだまだ未知数ですが、素敵な水族館を作っていきたいと思っているで、ござります」
