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岡山県の転出超過率 若い世代で高まる 「人口減に拍車」「由々しき問題だと認識必要」日本政策投資銀行岡山事務所が警鐘

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 県外に転出した人が転入した人を上回る割合を示す「転出超過率」が岡山県の若い世代で高まっていることが分かりました。

 日本政策投資銀行岡山事務所が、総務省が公表しているデータを分析しました。それによりますと岡山県の20歳から24歳の女性の転出超過率は、2010年には0.85%でしたが、2024年は2.91%まで上がりました。

 同じ世代の男性についても2010年は1.20%でしたが2024年は2.80%まで上がりました。

 日本政策投資銀行岡山事務所は「由々しき問題だと認識する必要がある」と懸念を示しています。

(日本政策投資銀行岡山事務所/長澤健一 所長)
「10年20年経つと非常に人口が減ると同時にその方々が将来持つであろう子どもの数も減ってくるということで県内の人口減少により拍車をかけてしまうということで大変懸念している」

 日本政策投資銀行岡山事務所は改善策として「地元企業が若者の働きやすい環境を整えること」「東京の企業などに勤める人が岡山に住みながらリモートワークできるよう自治体が支援すること」「国レベルの施策によって大企業の東京一極集中を是正すること」などを挙げています。

(日本政策投資銀行岡山事務所/長澤健一 所長)
「危機感なりを地域全体が共有して、そのもとで動いていく。この問題を皆さんに理解していただくことがまずは一番大事なことだと思っています」

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