和菓子の製造・販売を行う「宗家 源吉兆庵」(本社・東京)の製作した工芸菓子「花美麗鳥(かびれいちょう)」が、5月30日から北海道で開催中の第28回全国菓子大博覧会で名誉総裁賞を受賞しました。
工芸菓子とは、白あん・砂糖・米粉などを使った観賞用の菓子です。
名誉総裁賞を受賞した「花美麗鳥」は、牡丹の花が美しく咲いている横にたたずむ2羽のクジャクがテーマ。クジャクはあえて羽を閉じた状態で製作することで、魅力を演出しています。
源吉兆庵の職人4人によって、全て手作業で作られました。
約7300個のパーツからなるクジャクの飾り羽や、約2600枚の牡丹の葉などで構成されていて、構想から完成までに約1年を費したということです。
展示作品約90点のうち、最高評価の名誉総裁賞は10点のみです。
「第28回全国菓子大博覧会」は、北海道旭川市の道北アークス大雪アリーナで6月15日まで開催されています。