2024年に閉店した老舗洋菓子店の味を継ぐ店が2日、岡山市にオープンしました。
(店長/鞠子真佑美さん)
「お待たせしました。オープンしますので。ありがとうございます。よろしくお願いします」
岡山市北区富田町の洋菓子店「パティスリーマリル」。2日午前10時の開店を前に行列ができていました。
店長の鞠子真佑美さんは、2024年5月に惜しまれながら閉店した老舗洋菓子店「ロマラン」で長年パティシエを務めました。当初、別の店で働くことも考えましたが、ロマランの味の復活を望むファンの声に後押しされ、開店を決めたそうです。
2日、ケースに並んだのはいちごショートや半熟ショコラ。オーナーの承認を得て、ロマランのレシピを使っています。
(「ロマラン」の常連だった人は―)
「半熟ショコラとチーズケーキ。たまたまこの前、(マリルの開店情報が)耳に入って、震えるくらい『やった』と言ってた。娘を今度連れてこようと思う」
「ロマランが無くなることになった時に、正直、数日間ショックを受けました。(マリルの開店は)とてもありがたいなと思いました。これからもたくさん愛されるお店になってほしいと思います」