岡山県備前市が地元の中高生を招待してアメリカ・メジャーリーグの試合を観戦するなどしたツアーを巡り、「ツアーは不平等で違法」などとして、地元の有志らが2025年4月、支出金の返還を求めた住民監査請求を行いました。これに対して備前市の監査委員は5月、請求を却下しました。
備前市は2024年8月、市内の中高生を対象にアメリカのロサンゼルスで地元出身のメジャーリーガー、山本由伸投手が所属するドジャースの試合観戦や現地の歴史や文化を学ぶツアーを実施しました。
市民らは「市内の中高生1200人のうち参加できるのはわずか200人。不平等で違法だ」と指摘し、ツアーの事業費約1億1000万円を市に返還するよう当時の吉村市長に求める住民監査請求を行いました。
備前市の監査委員は「住民監査請求の対象には当たらない」として住民監査請求を却下しました。
