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ジュニア世界44位 岡山市のテニス選手・五藤玲奈さん(17) 全米OPジュニアへ挑戦 大人げない記者にもリベンジ成功!

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 岡山市のテニス選手・五藤玲奈さん(17)が8月開幕するテニスの四大大会のひとつ全米オープンジュニアに挑みます。

 鋭いフォアに……正確なバックハンド! 力強いプレーが持ち味の五藤玲奈さん。岡山市出身の17歳です。

 7月14日時点のジュニア世界ランキングでは44位。2024年8月からの1年間で海外の26大会を転戦し、1年の約3分の2を海外で過ごしました。

(五藤玲奈さん)
「本当に岡山に全然帰ってこれてなくて、3週間行って1週間帰ってまた行ったり、本当に日本にいる時間より海外の時間がどんどん増えてきている」

 その実力が注目されたのは小学6年生の時に出場した全国小学生テニス大会。世界への登竜門とも呼ばれるこの大会で見事優勝。さらに2年後には全日本ジュニアの14歳以下の部で頂点に立ちました。

 実は五藤さん、5年前、小学6年生の時にKSBの井戸垣記者と対戦したことも……。取材した井戸垣記者は全日本都市対抗テニス大会に岡山市代表として出場するなどかなりの腕前。

 当時は「大人げなく」井戸垣記者が勝利していましたが――。

(井戸垣記者)
「もう一回やってもらってもいいですか」
(五藤玲奈さん)
「こちらこそお願いします。リベンジしたいと思っています」

 まずは1ポイント目……。

(井戸垣記者)
「すごいショット。速い」

 五藤さんが決めれば、井戸垣記者も必死に食らいつきますが……。

(五藤玲奈さん)
「イエス! リベンジ成功」(五藤 7-5 井戸垣)

 五藤さんを支えているのは元プロテニスプレーヤーでコーチの父・健介さん(44)です。

(五藤さんの父/健介さん)
Q.やりにくさは?
「親子であることとコーチであること。難しい部分もあるが本人が少し我慢しているところも当然あるし、親として自分が我慢するべきところもあるので、ONとOFFをうまく使い分けながら」

 2人がいま、テーマに掲げるのが「攻め切るテニス」。滋賀大学の研究によりますと、ある国際大会における女子選手のシングルスの1ポイントの平均ラリー数は4.7回。早い段階でポイントが決まっています。

 五藤さんは、サーブ、相手のリターン、そして3球目。早いテンポで仕留めるスタイルに磨きをかけています。

(五藤玲奈さん)
「海外の選手に比べて身長もなくパワーもないので、相手のパワーも利用することが大事だと気づかされた1年だったので、そこに着目して ずっと取り組んでいる」

 さらにスマートウォッチをたびたびチェック。プレー中の心拍数にまで意識を巡らせています。

(五藤玲奈さん)
「できるだけ心拍数を抑えた方が疲れにくいので、できるだけ抑えつつそれでも自分のできるレベルを上げつつ。ずっと高い緊張感もあって試合中は上がりやすいので練習でできるだけ抑えるように」

 五藤さんは8月下旬、ジュニアとして最後の挑戦となる全米オープンジュニアに出場します。

(五藤玲奈さん)
「最後、やっぱり優勝を狙って、一回戦からしっかり戦っていきたい」

 そしてさらにその先を玲奈さんは見据えています。

(五藤玲奈さん)
「まずはプロツアーの初優勝を目指して一戦一戦着実にこなしていく。できれば年度内に優勝して、もう一歩高いレベルを経験できれば」

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