秋が深まる中、香川県三木町で地域ゆかりの木が見頃を迎えています。
(野口真菜リポート)
「三木町の昼前の気温は約15℃で、日差しが届きぽかぽか陽気です。メタセコイアの葉がオレンジ色に色づいていて、秋の空に美しく映えています」
巨大な恐竜のオブジェが出迎える、三木町の「太古の森」です。約2700本のメタセコイアが見頃を迎えています。
緑色から黄色、オレンジ、赤みがかった茶色へと変化していくのが特徴です。葉の先にはまだ黄緑色が残り、グラデーションも楽しめます。
27日はシャボン玉で遊ぶ親子連れや犬と一緒に写真を撮りにきた家族など、多くの人が紅葉を楽しんでいました。
(訪れた人は―)
「毎年来ています、この時期に」
「恐竜と孫と犬を一緒に撮りたくて。あと紅葉と」
「(今回で)3回目。きれい」
恐竜とメタセコイアは同じ時期に生息していたと考えられていて、太古の景色を恐竜のオブジェで表現しています。
実はメタセコイアは恐竜と同じように一時、絶滅したとされていました。1941年、三木町出身の植物学者、三木茂博士がメタセコイアの化石を発見。その後中国の山奥で生きた個体が確認され、再び世界中に広まりました。
タイムスリップしたような気持ちで楽しめそうですね。メタセコイアは12月上旬まで見頃だということです。