香川県の最低賃金についての審議会が高松市で開かれ、香川労働局長に対して「時給1036円」とする答申を行いました。決定すれば、香川県では初めての1000円超えです。
政府は最低賃金を「2020年代に全国平均で時給1500円とする」と目標を掲げています。
20日に開かれた審議会では、現在の時給970円から66円アップし、時給1036円とする答申を行いました。香川県の時給が1000円を超えるのは初めてです。
審議会は7月15日~20日まで5回開かれました。最終回の20日の会議でも双方が希望する金額が折り合いませんでしたが、調整側の委員が提示した金額を多数決で決めました。
最低賃金は異議申し出に関する手続きなどを経て、10月18日に改定される見通しです。
一方、岡山地方最低賃金審議会は、岡山県の最低賃金を現在より65円引き上げ、時給1047円にすることについて審議しています。採決されれば、岡山労働局長に答申します。