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「普通に生活するためには時給1800円が必要」岡山県の労組団体が試算 最低賃金の引き上げを訴える

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 岡山県の労働組合の団体が、県内で普通に生活するためには時給1800円が必要だという試算を発表しました。

 岡山県労働組合会議が、県内で働く一人暮らしの10代から30代、265人を対象に調査したものです。

 それぞれの生活パターンと所有物を調べ、一般的な生活をするに当たって一カ月で必要な費用を計算しました。そして、労働時間を月150時間として算定しました。

 その結果、男性は時給1822円(前回比+165円)、女性は1852円(前回比+153円)が必要で、前回調査した2020年よりもいずれも150円以上高くなりました。

 現在の岡山県の最低賃金は982円です。団体は、今回の結果を踏まえて、新年度の最低賃金審議会での大幅な賃上げを署名活動などを通して訴えていくということです。

(岡山県労働組合会議/山本 泉 議長)
「大企業の賃上げだけでは、労働者全体の賃金の引き上げにはならない。7割の労働者が中小企業で働いていると思いますし、特に非正規労働者が増えている。非正規労働者は特に、最低賃金の近傍で働いている。働きに見合う賃金になっていないというのが、この間の問題だと思っておりますし、ぜひ最低賃金の大幅な引き上げは必要です」

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