高松市の「ことでん」が2024年度の決算を発表しました。当期純損益は黒字だったものの、安全設備への投資額の増加などがあり、厳しい状況だとしています。
2024年度、ことでんの鉄道収入は29億8500万円でした。
新アリーナが完成するなど、サンポート地区のにぎわいが増したことなどで、新型コロナ禍前の2019年度を7000万円ほど上回りました。
一方、当期純損益は3億3100万円の黒字だったものの、前の年度を6500万円ほど下回りました。
踏切で遮断機が下りないトラブルが相次いだ事に対する安全対策の費用や、ことでんが建物を所有している高松市片原町のマルヨシセンターが閉店したことなどが要因です。
(高松琴平電気鉄道/植田俊也 社長)
「いい決算の状況にはなっているんですけど、中々キャッシュがたまっていかないというところが非常に私どもの事業の弱いところ」
また、太田駅と仏生山駅の間に開業を計画している新駅「多肥駅」について、2027年2月のオープンを目指していることを明らかにしました。