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ファジアーノ岡山の運営会社がJ1昇格後初の決算発表 営業収入は5カ月間で前期1年間に迫る

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 サッカーJ1・ファジアーノ岡山の運営会社ファジアーノ岡山スポーツクラブが第20期(2025年2月から6月まで)の経営状況を発表。5カ月間で、前期(2024年度の1年間)に迫る営業収入となりました。

 24日に開かれたファジアーノ岡山スポーツクラブ(以下、ファジアーノ)の株主総会で承認されたものです。

 前期までは決算期間を1年間としていましたが、Jリーグの2026-27シーズンからの秋春制への移行などに伴い、今期は2025年2月から6月までの5カ月間での報告となりました。

 ファジアーノによりますと、今期の営業収入は19億900万円で、過去最高となった前期(2024年2月から25年1月まで)の20億3600万円に迫る数字となりました。

 このうち広告料収入は8億8100万円(前期比-2900万円)でしたが、入場料収入は3億5000万円(前期比+5700万円)、グッズ収入は2億8500万円(前期比+4800万円)と、いずれもクラブ創設以来過去最高を記録した前期を上回りました。

 営業費用は17億5000万円で、営業利益は1億5800万円で3期ぶりの黒字となりました。

 今まで通り1年間での決算報告だった場合の営業収入は約35億円の見込みだとしています。2024年度のJ1チームの平均営業収入は約58億円でした。

 ファジアーノは「秋春制のシーズンが本格的に稼働する次々期(第22期)に営業収入40億円を達成するとともに、営業収入50億円の早期達成を目指す」「J1定着を念頭に置きながらも今後のクラブの発展に一層重要となる育成と海外との接続に力を入れていく」としています。

 また、岡山県での新スタジアムの整備を求める署名活動について、「24日時点で約35万7000人分の署名が集まっていることは、多くの人が岡山での新スタジアムがある未来を待ち望んでいるひとつの表れだと考えている」「9月末までにの署名活動に最後まで全力を尽くし、その結果を受けて関係各所とコミュニケーションを一層深めたい」としています。

 2025シーズンにJFE晴れの国スタジアムで開かれたファジアーノ岡山のホーム戦は、これまで16試合すべてでホームエリアのチケットが完売し、平均入場者数は24日時点で1万4508人(昨季+5320人)となっています。

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