JR岡山駅でサッカー・J1ファジアーノ岡山の選手らが3日、新しいスタジアムの建設に向けた署名への協力を呼び掛けました。署名は4日時点で約25万人分が集まっています。
JR岡山駅で行われた新スタジアム建設に向けた署名活動です。ファジアーノ一筋5年目、ここまでリーグ戦のほぼ全試合に出場している木村太哉選手ら5人が、スタッフらと共に署名への協力を呼び掛けました。選手が参加したのは3日が初めてです。
(ファジアーノ岡山/木村太哉 選手)
「選手自身も活動に参加して何か力になれないかなというところで。(新スタ建設)に向けてたくさんの方が動いてくれているのを実感した」
J1初挑戦の2025年シーズン、JFE晴れの国スタジアムで行われたファジアーノのホーム戦はここまで全試合でホームエリアのチケットが完売しています。1試合平均の観客数は1万4557人で、4試合を残してこれまでのシーズン最多入場者数を更新しました。収容率は94%とJリーグトップです。
チケットの入手はますます難しくなり、7月以降のホーム戦6試合中4試合ではファンクラブ向け先行販売で完売。ほかの2試合も一般販売初日で完売するなど、試合を見たくても見られない状況が続いています。
プロスポーツチームやサポーターらでつくる「新スタジアムの整備を推進する会」は2025年6月に署名活動を開始しました。団体によりますと、これまで岡山県全域の約80か所で署名活動を行い、4日までに約24万8000人分の署名が集まりました。
団体は署名の実施場所や回収場所が分からないなどの意見を踏まえ、9月9日までJR岡山駅2階のさんすて岡山に特設ブースを設置しています。署名活動は9月末まで行われオンラインでも受け付けています。
(ファジアーノ岡山/木村太哉 選手)
「まずJ1の舞台に残り続けることが、より背中を押してくれるきっかけの1つになると思う。選手の喜びだけじゃなくて、本当に岡山県の皆さまに還元されるものだと思う。実現できればうれしい」