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水を循環させキャビアとイチゴを同時に生産 陸上養殖×植物栽培施設がオープン 香川・さぬき市

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 キャビアとイチゴを同時に作ります。魚の陸上養殖と農作物の栽培を同時に行える施設が香川県さぬき市にオープンしました。

 2024年3月に閉園したさぬき北幼稚園を活用し、魚の陸上養殖と農作物の栽培を同時に行う施設、「あなぶきさぬき市鴨庄プラント」を開設しました。6日は記念式典が開かれ、香川県の池田知事が施設を見学しました。

 プラントでは世界三大珍味のキャビアが取れるコチョウザメを養殖し、香川県や三重県などが共同開発した「よつぼし」という品種のイチゴを栽培します。

 「アクアポニックス」という生産システムを使っています。

(記者リポート)
「こちらの養殖室でコチョウザメを育て、その排泄物を含んだ水が隣の栽培室へ運ばれ、いちごの肥料となります。そして、イチゴが育つ過程で先ほどの水が浄化され、そのきれいな水が再び養殖室に戻り、コチョウザメを育てる水になるそうです」

 水を循環させるので汚れた水を排出する必要がなく環境にやさしいプラントです。
 デジタル技術を活用して自動で温度管理や酸素量の調整などを行い、スタッフは餌やりやイチゴの葉の間引きなど簡単な作業を行います。

(穴吹ハウジングサービス HG経営戦略本部/香西秀紀 本部長)
「(この施設は)農業の素人、あんまり詳しくなくてもできるというところがある。なので高齢者や障害者の方でも働ける環境になると思っていますので新しい職場として仕事として活用できないかなと」

 「あなぶきさぬき市鴨庄プラント」で生産したイチゴは香川県内のホテルや道の駅で販売される予定です。

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