瀬戸内海で魚が生きやすい豊かな海を作ろうと、香川大学などが14日、新しい人工魚礁を設置しました。
(記者リポート)
「新しい人工魚礁が設置されています。去年のものよりも潮の流れをコントロールしやすい構造になっているため、より海草が魚が生育しやすい環境になるそうです」
香川大学などは15年以上前から瀬戸内海に人工魚礁を沈めて藻場の造成に取り組んでいます。
今回沈めた人工魚礁は、2024年よりも角を減らしたことで潮の流れをコントロールしやすくし、魚礁に泥がたまりにくくなったそうです。そうすることで、海草の種が付着しやすくなり、育ちやすくなります。
さらに、より多くの海草が育ちやすいように砂場も作り、より多くの魚にとって過ごしやすい環境を作る工夫が追加されました。
(香川大学 創造工学部長/末永慶寛 教授)
「海の顔はそれぞれ違いますので、海の特性に応じた藻場造成の方法をそれぞれの海で活用できるような形にシステム化していきたいと考えています」