高松競輪場の再整備に市が公金を支出するのは違法だとして、高松市の男性(81)が建設の差し止めを求めています。
10日に開かれた控訴審の判決で、高松高裁の藤田昌宏裁判長は「競輪場来場者と子どもが利用する施設の動線は分離されており、子どもたちに悪影響を及ぼさないよう一定の配慮がなされている」などとして原告の控訴を棄却しました。
高松市は約75億円をかけて高松競輪場の再整備を進めています。
男性は「競輪場には子どもが利用する施設も併設されることから、公金を支出するのは違法」などとして高松市に建設の差し止めを求めていました。