岡山・香川で輝く高校生を応援する「青春のキセキ」。今回は高校バスケの全国大会、ウインターカップに香川県の代表校として出場する尽誠学園高校を紹介します。
尽誠学園男子バスケットボール部。チームを引っ張るのはエース、金山颯。仲間と共に「高校生最後の全国大会」に臨みます。
(尽誠学園/金山颯 選手[3年])
「悔いが残らないようにしっかり32人全員でチーム一丸となって、ひとつでも上を目指せるように頑張りたい」
元NBAプレーヤーでB1・千葉ジェッツの渡邊雄太選手を輩出した強豪校で、12月23日から行われるウインターカップ全国大会に香川代表として出場します。
11月に行われた香川県予選では決勝リーグで全勝。8年連続18回目の優勝を果たしました。
試合の中心にいたのはエースの金山颯選手。県予選・高松商業との試合では1人で36得点を決めるなど、チームの攻撃の柱です。
(尽誠学園/金山颯 選手)
「自分の強みは得点力があるところでツーポイント、スリーポイント、レイアップにドライブ。いろんなバリエーションで得点をとることができる。周りのオフェンスもいいリズムにしていけるというのが自分の強みかなと思っています」
1年生の頃から主力として活躍する金山選手。2024年3月には香川ファイブアローズの特別指定選手としてB3の試合にも出場するなど、注目を集めてきました。自身が最上級生になってからはキャプテンとしてもチームを支えています。
(尽誠学園/金山颯 選手)
「下級生の頃は好きにプレーさせてもらっていたっていうのを3年生になって実感して、チームを支えたり責任感を持ったりすることの大変さを理解して、その上でチームを引っ張って勝たせられるように(という思いが強くなった)」
(尽誠学園/色摩拓也 監督)
「技術力でもトップレベルだと思うんですけれど、非常に謙虚に日々生活してくれていると思います。うちのチームの象徴になるので一言で言えっていうと『全部頼りになる』ので……」
そんな金山選手が引っ張る尽誠学園が掲げるのは、個々の強さを生かしながらチーム力で勝つ「全員攻撃・全員守備」のバスケです。
(尽誠学園/金山颯 選手)
「1番大事だと思っているのはルーズボールで泥臭いプレーをしっかりチーム全体で試合を通してやっていくっていうのが強みだと思っていて。リバウンドやディフェンスの部分をしっかり頑張っていくというのが自分たちの強みだと思っています」
この冬、高校最後の大会に臨む金山選手。仲間と共に最後まで駆け抜けます!
(尽誠学園/金山颯 選手)
「(Q.ウインターカップの目標は?)一戦全力です。自分としては(高校)最後の試合になるんですけど、チーム全員で一戦一戦全力で頑張っていきたいと思います」
ウインターカップ全国大会には、香川県代表として尽誠学園の他に男女それぞれ1チームが出場します。
男子は決勝リーグを2位で通過した高松商業。尽誠学園との試合では2年生の宮本選手を中心に速攻を展開し、熱い優勝争いを繰り広げました。
女子はトーナメント戦を勝ち上がった英明。決勝、高松北との試合ではチームの司令塔・銘苅選手や、エース・山本選手を中心とした「堅守速攻」のプレーで3年連続27回目の頂点に輝きました。
ウインターカップは12月23日に開幕します。
(2025年12月11日放送「News Park KSB」より)