岡山・香川の頑張る高校生を応援する青春のキセキです。15日はバスケットボールで高校日本一を目指す倉敷翠松の女子バスケ部を紹介します。
コートでは全力で。コートを離れても全力で。団結の力で日本一をつかみます!
高校日本一を決めるウインターカップに過去20回出場。2025年のインターハイではベスト8に輝いた県内屈指の強豪、倉敷翠松女子バスケットボール部。
2025年のウインターカップの岡山県予選決勝リーグでは、素早い攻守の切り替えと圧倒的な攻撃力で3戦全勝。優勝を果たし、6年連続となるウインターカップ出場を決めました。
チームの司令塔、髙田麗キャプテンにチームの強さの秘密を聞いてみると……
(倉敷翠松/髙田麗 主将)
「幸せ・最高・楽しいを届けるのを意識していて。頑張るところと楽しむところはしっかりメリハリを付けてできているのかなと」
ウォーミングアップではお互いに声を出し合い笑顔で。
しかし、練習メニューでは過去の試合を見返し、やられたシチュエーションを研究。その状況を何度も繰り返し練習するなど、勝つためにやるべきことをひたむきに取り組みます。
そして練習が終われば……選手30人の約半数が寮生活をしている倉敷翠松。仲間との食事はとにかく笑顔が絶えません。
(倉敷翠松 チームの盛り上げ役/武田芽生 選手)
「(Q.いつもご飯はこんな感じ?)いつもはもっとやばいです、わちゃわちゃわちゃわちゃ」
撮れ高を気にして急遽始まったのは、寮のご飯のおいしさを無言で伝える「おいしい顔選手権」
優勝は「アヨ」の愛称で呼ばれるナイジェリアからの留学生、オルショガ アヨミポシ選手。来日当初は日本語も話せず不安でいっぱいだったという彼女。今ではすっかり笑顔の輪の中心です。
(倉敷翠松/オルショガ アヨミポシ選手)
「みんな面白くて優しくて楽しい、本当に卒業したくない(Q.みんな日本語教えてくれたりするの?)そうです。まあこれは秘密ですけど……悪い言葉とかそういうのばっかりですけど。まあ使います……」
メキメキと上達するのは日本語力だけではありません。高校1年からレギュラーとして活躍し、ウインターカップ過去2大会でも全3試合でチーム得点王のアヨ選手。
183cmの高さをいかしたパワーはもちろん、巧みなテクニックとスピードを兼ね備えたチームの攻守の柱です。そのアヨ選手が2025年から取り組んでいるのが、B3トライフープ岡山などで活躍し、2025年から新たに倉敷翠松に赴任した延原慎コーチと練習後の1on1。高校バスケでは感じられない延原コーチの高さとスキルに、負けず嫌いなアヨ、勝つまで何度も挑みます。
(倉敷翠松/オルショガ アヨミポシ選手)
「すごく自信あります。もう、全力で頑張ります、ちなみにダンクしたいです、ダンク。余裕で入れます(笑)」
12月23日のウインターカップ初戦は東京成徳大学高校との対戦。選手30人とマネージャー7人の団結の力で目指すのは、学校史上最高成績のベスト4超えです。
(倉敷翠松/髙田麗 主将)
「自分たちのために朝早くからシューティングのリバウンドを拾ってくれたりとか。ベンチに入れないメンバーもたくさんいるのでそういう人たちのためにしっかり勝っていきたい。(Q.目標は?)全国優勝です!」
(倉敷翠松/オルショガ アヨミポシ選手)
「ウインターカップ絶対優勝します! 応援よろしくね!」
ウインターカップに挑むのは倉敷翠松だけではありません。
男子では11月の県予選準決勝、1点を追いかける関西は試合残り0.5秒で、執念で呼び込んだ劇的勝利。勢いそのままに決勝も勝利した関西が3年ぶりの全国舞台で活躍を目指します。
また女子では、2019年まで7年連続でウインターカップ出場の就実が県大会決勝リーグを2勝1敗で終え女子2枠目の出場権を獲得。
倉敷翠松と並ぶ岡山の強豪が6年ぶりに日本一の座をかけた勝負に挑みます!
(2025年12月15日放送「News Park KSB」より)