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【2025岡山・香川】岡山市の新アリーナ事業本格始動へ 2032年度中の完成目指す 市と県の見解に大きな溝も

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 岡山市は、約280億円かけて北区野田に最大1万人規模のアリーナの整備を計画しています。
 しかし、岡山市が基本計画を策定した2023年以降、費用負担などを巡り市と県の見解には大きな溝が…。県は一貫して計画に参加しない意向を示しています。
 2025年の動きをKSBアプリで募集した視聴者のコメントとともに振り返ります。

(アプリコメント)
「高松のアリーナは素晴らしく出来たのに、岡山のアリーナは賛否でごたごた」倉敷市 60代

 アリーナ整備を巡って、大森市長は何度か伊原木知事に会談を求めてきましたが、知事は一度も応じていません。

 こうした中、2025年9月に告示された岡山市長選では、この新アリーナ計画の是非が最大の争点となりました。大森市長以外の3候補はいずれも計画を白紙撤回する主張を展開。

 結果、大森市長が4選を果たしましたが、得票率は43%と過半数に届きませんでした。

(岡山市/大森雅夫 市長・10月5日)
「反対されている方の理由も考えながら、そして市議会のメンバーと相談をしながら今後の進め方を決めていきたい」

 当選した大森市長は伊原木知事に改めて協議に応じるよう求めましたが……

(岡山県/伊原木隆太 知事・10月29日)
「前に進める前提として本当に市民が望んでいるのかという根本的なところでいち市民として疑問を持っている。我々からすると参画する意味を見いだしていない」

 これを受けて大森市長は―

(岡山市/大森雅夫 市長・11月6日)
「参画できないっていう場合もあっていいと思います。ただ、会話は必要なんじゃないでしょうか。大きな事業について知事会見という公式の場でいち市民として答えられること自体、私はいかがなものかと思わざるを得ない」

 こうした中、市は事業化に踏み切る方針を決め、関連予算案を市議会に提案。そして12月17日、補正予算案は市議会で可決され事業が本格的に動き出すこととなりました。市は2032年度中の完成を目指しています。

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