岡山市の大森市長は、新しいアリーナの計画を巡り、岡山県の伊原木知事が対面協議に応じずに参画しないと決めたことに疑問を呈しました。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「参画できないっていう場合もあっていいと思います。ただ、会話は必要なんじゃないでしょうか。結論先にありきというのも、そこはどうかなと思う」
岡山市は、約280億円かけて北区野田に最大1万人規模のアリーナの整備を計画しています。
市は、10月10日、県に参画の意向などを聞こうと大森市長と伊原木知事の対面での協議を申し入れました。
県は、10月28日、現時点でとした上で、協議に応じず参画もしない考えを示しました。協議に応じない理由について伊原木知事は――。
(岡山県/伊原木隆太 知事[10月29日])
「前向きな対話ができる状況になればということで、今、残念ながらそういう状況になっていない」
これに対し、大森市長は、協議をしない理由にはならないという認識を示しました。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「話をすることで前向きになる状況ではないとおっしゃる根拠もよく分からないところがある。何事にも話をしてみないと相手の考えは分からない」
大森市長は、アリーナ整備の今後について「県が参画しない影響はゼロとは思わない」とした上で前向きに進める考えを示しました。