岡山・香川の頑張る高校生を応援する青春のキセキ。今回は岡山市にある明誠学院高校で、書道に励む高校生を紹介します。
部員同士でアドバイスをしながら高めあう
(吉田真依さん[3年])
「やっぱり、正解がないのが書道だと思っていて」
(東ゆず姫さん[3年])
「見ただけでみんな個性が出てるっていうか」
それぞれの「個性」を求めて――
(佐藤悠陽さん[3年])
「だんだん線もきれいになってきているから、あの感じの線で墨が少ないところも引いてほしい」
仲間とともに書の道を突き進みます。
(山本姫菜さん[3年])
「3年間の思いを込めて力強く、勢いのある作品に仕上げます」
岡山市にある明誠学院高校。書道部には1年生から3年生まで14人が所属しています。
明誠学院高校は全日本高校・大学生書道展の高校生の部で団体2位や、国際高校生選抜書展の団体の部で全国準優勝など、数々の全国大会で上位に入賞。3年生を中心に輝かしい成績を収めています。
(佐藤悠陽さん[3年])
「3年生の力でもあるかもしれないんですけど、1、2年生も頑張った結果だなっていうふうに思います」
土日を含むほぼ毎日部活動に励む部員たち。明誠学院には芸術を学べるコースがあり、岡山県で唯一、書道を専門的に学ぶことができます。
書道部員の大半がこのコースに在籍し、授業でも週に8~10コマ、書の技術や歴史などを学んでいます。
日々、書と向き合う部員たち。書き上げた作品を吊り下げ……
(山本姫菜さん[3年])
「もうちょっと墨の変化があってもいいかも。この辺まで墨があってもいいかも」
(吉田真依さん[3年])
「もうちょっと印がきれいに押せるだけで映えてくると思うから。けど全体的に作品がまとまってるからこのまま冬休みも練習して…」
1年生と2年生は、3年生に講評をもらいます。練習では普段からこうして部員同士でアドバイスをし合っているそうです。
(後輩)
「書道ってもともと1人でやるものだと思っていたんですけど、先輩や同級生と高めあいながら書いていけるので新鮮」
先輩と後輩がペアになって大掃除
(吉田真依さん[3年])
「毛氈(敷物)の中に紙の粉とかが入って詰まっているので、はたいて紙の粉を出しています」
この日は年に2回の大掃除の日。日ごろ使っている道具に膨大な資料など、一度全て出して掃除をします。日々前向きに書に打ち込むための大事な活動です。
(1年生)
「動かす前に写真を撮ってそれを見ながら同じように戻す。どう戻せばいいか分からないので、先輩に聞きながら」
(吉田真依さん[3年])
「基本的に先輩と後輩がペアになるようにしているので、先輩が後輩に指導するのも大事な経験だと思いますし後輩は後輩で自分で考えて行動して先輩に確認して動くのも(大事)」
先輩が後輩に引継ぎ、それぞれができることを見つけながらの大掃除は2日半にわたりました。
(東ゆず姫さん[3年])
「先生方にたくさんお世話になっているので、ちょっとした掃除でも感謝を伝えられたらいいな」
卒業制作展は3年生の思いが詰まった集大成
2025年12月、3年生にある作品がお披露目されました。
(西本日向子さん[3年])
「卒業制作展に向けて制作を進めてきたもの。作品を屏風にしたもので、それを今から見ます」
2026年2月に開かれる卒業制作展に向け、約1年半にわたって書いてきました。
(山本姫菜さん[3年])
「ちょっと緊張しています。本当に(締め切り)ギリギリまで書いていたので」
いよいよ作品を開けて……
(東ゆず姫さん[3年])
「かわいい! いいやん! ピンク! 私ピンクが好きで、最後の作品も好きな色で完成させたかったので、うれしいです。かわいい……」
(佐藤悠陽さん[3年])
「おー! やばい、屏風だ! めっちゃ屏風や! 意外とちゃんと作品ぽくなっててすごいうれしいです」
(髙畠柑奈さん[3年])
「めっちゃいい感じ……すごい。好きな色が入って、締まって見えて。私が学んでいる古典の特徴を捉えながら、自分の書風も混ぜながら自分の作品になるように仕上げました」
3年生の思いが詰まった「集大成」です。
(東ゆず姫さん[3年])
「見ただけでみんな個性が出てるっていうかすごくうれしいし、卒展が楽しみ」
(吉田真依さん[3年])
「家族よりも長い間ずっと一緒にいる。作品がずっと大人になっても残っていくので何年後、20年とか経ったとしてもまたみんなと会えたらいいな」
ひたむきに書道に励んできた3年生。卒業後はそれぞれの道に進みます。将来への抱負を書いてもらいました。
(3年生は)
「創造です」
「継続です」
「縁です」
「根気です」
「素直です」
「かんしゃ(感謝)です」
3年間の思いを込めて書き上げた作品は……。
(西本日向子さん[3年])
「4月から警察官になることが決まっているので、人との出会いを大切にすることももちろん、経験を糧にしてこれからも頑張りたい」
(髙畠柑奈さん[3年])
「大学でも書道を続けようと思っていて。ここで学んだ基礎を生かして自分の表現の仕方を作っていきたい」
(2026年1月15日放送「News Park KSB」より)