岡山県の全市町村でつくる広域連合の議会で、後期高齢者医療制度の保険料を引き上げる条例の改正案などを可決しました。
後期高齢者医療制度の保険料などを審議する「広域連合」の議会です。広域連合には岡山県の全27市町村が加入しています。
2月、広域連合の事務局は医療費増大などを理由に年間保険料を1人当たり平均で1万8000円ほど引き上げ、約9万7000円とする改定案を示しました。
議会では「高齢者の生活を圧迫する」など、慎重な議論を求める声が上がり会期が延長されていました。
24日は採決が行われ、事務局の示していた保険料引き上げに関する議案が、賛成多数で原案のまま可決されました。あわせて、県に対し的確な高齢者福祉施策を求める決議を全会一致で可決しました。
(岡山市議会 岡山県後期高齢者広域連合議会/田口裕士 議長)
「やむを得ない部分もあると理解している。そうした分を踏まえて今後の福祉政策の中でなんとかやっていただきたい」
後期高齢者医療の保険料引き上げを巡っては、これまでに岡山市などが岡山県に対し、基金を使って高齢者の負担を抑えるよう求めましたが、岡山県の伊原木知事は、「基金は、収支不足が生じた際などに、制度維持のために使うのが本来の趣旨」などとして、否定的な考えを示しています。