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岡山・奈義町が「歌舞伎専門員」を募集 江戸時代から伝わる伝統芸能の保存と継承へ

 岡山県奈義町が2027年度の町職員の採用募集を受け付けています。全国的にも珍しい「歌舞伎専門員」を募集しています。

 岡山県北東部に位置し、人口約5500人の奈義町。江戸時代後期から「横仙歌舞伎」(よこぜんかぶき)と呼ばれる伝統芸能が代々受け継がれ、町として歌舞伎の保存・継承に取り組んでいます。

 奈義町によりますと、「横仙歌舞伎」は、地芝居と呼ばれる一般の人が演じる歌舞伎などの芝居です。農村の数少ない娯楽かつ地域の絆を深める年中行事として当時から大切に受け継がれ、岡山県の重要無形民族文化財に指定されています。

 2024年には岡山県北で開かれた現代アートを楽しめる「森の芸術祭」で、俳優やダンサーとして活動する森山未來さんが「横仙歌舞伎」を披露しました。

 奈義町は、横仙歌舞伎の価値と次世代への伝承を守るため、1996年度に町として初めて一般職員として「歌舞伎専門員」を採用し、現在、専門員1人が働いています。

 歌舞伎専門員の業務内容は、横仙歌舞伎のPR、地域の保存会などとの連携、近県の伝統芸能団体などとの連絡、公演時には裏方として三味線の演奏なども行います。一般行政事務も行うということです。

 2027年度の町の職員募集は年3回で、第1回目の締め切りは5月1日です。専門員の募集は1人で、高校以上を卒業した30歳まで応募でき、専門的な知識や経験は問いません。

 奈義町は「地域に息づく文化を受け継ぎ、ともに未来を育てる熱意のある方を募集します」としています。詳しい募集期間や試験日などは町のHPを確認してください。

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