岡山県倉敷市の住宅に侵入し、腕時計などを盗んだとして、匿名・流動型犯罪グループいわゆる「トクリュウ」の男女11人が逮捕されました。
8日までに住居侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、岡山県内外の20代から40代の男女11人です。
SNSで募集があった闇バイトで結び付いていたことから警察は「トクリュウ」のメンバーとみています。
警察によりますと、11人は2025年10月23日午後3時40分ごろ、倉敷市の住宅に侵入し、腕時計やネックレス、指輪など23点、合わせて797万円相当を盗んだ疑いが持たれています。
警察の調べに対して11人は全員、容疑を認めています。動機については「借金を返済するため」「楽をして生活費を稼ぐため」「遊ぶ金欲しさ」などと話しているということです。
逮捕された11人…それぞれの役割・事件の流れは
11人にはそれぞれ役割がありました。主犯格とされる「指示役」は2人で、広島県福山市の建設業の男(39)と大阪市の無職の男(21)です。実行役などの人材を確保する「リクルーター」が2人。 「実行役」は4人、盗んだものを運ぶ「運搬役」は3人いました。
事件の流れについて岡山県警の見立てです。
まず建設業の男(39)が秘匿性の高いSNSから闇バイトの情報を手に入れました。その情報の中に被害者の住宅の位置や家族構成、どんな貴金属を持っているかなどが含まれていたということです。
建設業の男(39)はSNSで無職の男(21)とつながり、この情報を流します。
さらに無職の男(21)は、SNSで実行役や運搬役を募集し、元々知人だったリクルーターの容疑者の1人に実行役や運搬役を確保するよう指示を出しました。
リクルーターの2人は元々知人同士で、SNSを通じて実行役4人と運搬役1人を確保しました。
さらに無職の男(21)がSNSを通じて運搬役をもう一人確保しました。建設業の男(39)の知人だった運搬役1人を加えて11人の組織になりました。
組織には、面識がある容疑者とない容疑者が混在し、やりとりでは基本的に秘匿性の高いSNSを使っていたということです。
岡山県警がさらに詳しい状況を調べています。