アラスカの大地で自然と人との関りを追い続け、没後30年を迎えた故・星野道夫さん(1952-1996年)の写真展が、2026年9月12日から、高梁市成羽美術館で開かれます。
星野さんは二十歳の時に訪れたアラスカに魅了され、写真家の道を選びました。1996年8月、カムチャッカ半島で取材中にクマに襲われて43歳で急逝するまで、極北の自然をテーマにさまざまな作品を残しました。
こちらは、日差しを浴び黄金色に輝く草むらに潜むグリズリーです。厳しい自然に溶け込んで生きる姿と、何か語りかけるようなまなざしに引き込まれます。
カナダのセントローレンス湾で撮影したタテゴトアザラシの親子の写真は、厳しい寒さがすこし緩んだ春のひとこまを、やさしさ溢れるまなざしでとらえたものです。
この他、アラスカに広く生息するジリス(ホッキョクジリス)など、星野さんは小さな生き物たちにも目を向けました。
会場には、星野さんがアラスカを訪れるきっかけになった写真集や、買ったばかりのカメラをオオカミに持ち去られたエピソードなども紹介され、星野さんについて深く知ることができます。
自然と人の関わりを追い続けた星野道夫さんの写真展「星野道夫 悠久の時を旅する」は、2027年1月31日まで開かれています。