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3カ月ぶり夏日に届かず“秋の気配”なに食べる?

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■気温急降下“秋の気配”で何を着る?

 突然、訪れた秋に準備が追い付いていない人もいるようです。

40代 女性 「こんな寒くなるとは思わない。ニットで平気かと思ったが鳥肌です。失敗。長袖にすれば良かった」 「寒いです」 「(Q.朝の自分に何か言うなら)傘と上着があったら良いよ」

 寒いのも納得です。東京は小雨も降り、最高気温は23.7℃。およそ3カ月ぶりに夏日に届きませんでした。

 秋の涼しさを感じられる一日。思えば、道行く人の装いも1週間前は夏真っ盛り。東京は観測史上、最も遅い猛暑日でした。

 東京はこの1週間の天気が下り坂。お彼岸の中日ごろから、最高気温が30℃を超える日はありません。

20代 女性 「寒い、肌寒い。子どもが寒いのか暑いのか微妙。夏よりもかさばってます。雨なのもあって余計、荷物が」

10代 男性 「(店の)中に入ると暑かったりするので、服選びが難しい。中は半袖なので、ちょっと寒い」

 こちらの男性は、寒さ対策をしているそうで…。

10代 男性 「上着は持ってる。今はそんなに寒くない。温かいの飲んでたので」

■“ストールを…”アパレル業界も変化

 秋の気配はデパートにも。ストールやスカートが並ぶ売り場には、24日までは日傘などが置かれていました。

松屋銀座 婦人雑貨売り場 西尾紗也子マネージャー 「暑かったから日傘が売れていたが、ここ数日、気温がかなり下がり涼しくなったため、きょうからストールを展開」

 洋服売り場は衣替えが本格化しています。

 長引く残暑の対策に余念がなかったアパレルメーカー。今年は夏物を置く期間を通常の5月から7月の3カ月から、9月までの5カ月間に延ばしていました。

 ここ数日、秋らしい天気が続いたことで売り場を一新させました。Tシャツが飾られていたメインディスプレイには、25日はジャケットが売られています。

ポール・スチュアート 営業 竹中佑さん 「ここ3連休の気温の変化から、軽く羽織れるものをプラスしてコーディネートを組んでいる。商売をするうえで我々としてもやっと、この季節を迎えた」

■ホカホカ豚まん せいろ倍に

 急に涼しくなってホクホクしそうなのが、横浜中華街です。

江戸清 本店 遠藤涼さん 「体感(来店客は)3割ほど増えていると思います。温かいおまんじゅうをふかしているので、やっぱり気温が下がるにつれて、売り上げもちょっとずつ伸びていく」

 横浜は25日、20℃を下回る涼しさ。実は、暑すぎると中華街の客足はぐんと落ちます。

 横浜は去年8月、35℃を超える猛暑日は3日でしたが、今年は4倍の「12日」。来街者は去年より10万人以上減りました。

 売り上げを取り戻そうと、店はあの手この手です。暑い日は2段だった豚まんのせいろを、25日は4段にしました。

遠藤涼さん 「夏に比べれば準備する量ももちろん増やしますし、その分、色々やらなきゃいけないことも多いので、準備は怠らないようにしている」

 調理も随分、楽になりました。夏場は焼き場の温度は35℃ほどあったそうですが…。

遠藤涼さん 「今は外気温がやっと下がってきたので、室内は約30℃になって、やりやすさは戻ってきた」

 ここ最近の涼しさで一日の売り上げは3割増えたそうです。

客 「めちゃくちゃおいしいです。ちょっと涼しくなってきたので、あったかいもの食べようかなと」 「汗っかきなので、やっと涼しくなって、やっと食べられるようになった」 「食べ歩きもしやすくなった」

■旬の栗「美味しさいっぱい」

 涼しさを歓迎しているのは秋の味覚「クリ」もです。

 福島県会津若松市の産地では、クリの収穫が最盛期を迎えています。甘みが強くて、ほくほくとした触感が自慢の品種「筑波」です。

 生産者は…。

山浦栗農園 山浦義博さん 「暑い日が続いて今年のクリは良いクリになるのかなと思ったら、雨がちょっと続いて心配したが、十分おいしさいっぱいにできた」

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