カンボジアを拠点とした特殊詐欺グループのメンバーとされる29人が高齢者などから約7億7000万円をだまし取ったとして追送検されました。
この事件を巡っては、カンボジアを拠点に特殊詐欺を行っていたとして20代から40代の日本人の男性25人が去年11月に移送・逮捕されていて、その後、国内で4人が逮捕されています。
この29人について今月5日、埼玉など9道府県警の合同捜査本部は去年3月から9月にかけてカンボジアから電話で介護施設の担当者をかたり、和歌山市の80代の女性など90人ほどから現金約7億7000万円をだまし取ったなどとして追送検しました。
合同捜査本部はこの詐欺グループが29道府県で合わせて30億円ほどをだまし取っていたとみていて、現在も逃走中の指示役の行方を追っています。