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JR久留里線“廃線”へ…地域住民への影響は?

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 JR東日本が千葉県を走る久留里線の一部区間で運行を廃止する方針を発表しました。

 千葉県の南西部、自然豊かな町を走る「久留里線」。先週、この鉄道の一部区間での運行を取りやめる方針が発表されました。

 久留里線は木更津駅から上総亀山駅までを走る路線で、その中の久留里駅から上総亀山駅の約9.6キロ区間が廃止に。

 時期については「できるだけ早く」としています。

 これには惜しむ声も少なくありません。

学生 「寂しいし、よく使っていたので交通が大変になるなって思います」

鉄道ファン 「(Q.改めて列車を見ていかがですか?)改めて寂しいという思いがこみ上げてきましたね」

 とはいえ、JR東日本によりますと、久留里線の一日の平均利用者は1987年度から2023年度で9割以上減。

 100円の利益を上げるのに1万3580円の費用がかかっていて、収支率はJR東日本管内で最も低くなっていました。

 廃止後は路線バスを中心とした交通網へ移行。病院やスーパーへのルートを検討するなど、利便性の向上を目指すとしています。

JR東日本千葉支社 土澤壇支社長 「鉄道の運行は取りやめをしてですね、新たなモードに転換をしていく」

 確かに、利用者も減って経営も苦しいとなれば仕方ないように思えますが、地元民の「久留里線と地域を守る会」からは反対の声が上がっています。

久留里線と地域を守る会 三浦久吉代表 「やはり地方の活性化とかね、そういう意味では絶対に鉄道はバスよりも勝って利便性とか地方の活性化については(久留里線は)役立つというふうに考えています。公共交通ですから。どこに住もうが平等に移動する権利っていうのは与えられなくちゃいけない」

 では果たして、どこまで「赤字路線」を維持するべきなのか。

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