「織田信長」を名乗るアカウントから指示を受け、栃木県益子町で金品を奪う目的で住宅に侵入しようとした罪に問われている男女が初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めました。
森健太郎被告(25)と佐々木花梨被告(22)は9月、益子町の住宅に窓ガラスをガスバーナーで熱するなどして侵入しようとした罪に問われています。
宇都宮地裁真岡支部で5日午後に開かれた初公判で、2人は起訴内容について「間違いありません」と認めました。
検察側は冒頭陳述で、2人は一連の強盗事件の指示役が使ったとみられる「織田信長」や「明智光秀」を名乗るアカウントなどから指示を受けていたと指摘しました。
森被告は被告人質問で、ドライバーの仕事と聞いて参加したが個人情報をもとに脅されて窓ガラスを割ったと説明しました。
そのうえで「被害に遭った高齢女性の安心して暮らせる場所を奪ってしまった。被害者に直接、謝りたい」と話しました。