人質の開放と6週間の停戦に合意したガザ地区。停戦は「自分の功績だ」。この2人が火花を散らしています。
■「ガザ停戦」だれの功績?
ガザ地区では人々が喜びを爆発させ、イスラエルでは人質の親族が集会を開きました。15日、イスラエルとイスラム組織ハマスが停戦と人質の解放で合意したのです。
仲介したカタールとアメリカによると、停戦は3段階に分けて行われます。
第1段階は19日からの6週間。ハマスは人質のうち33人を解放し、イスラエル軍はガザの人口密集地帯から撤退します。
第2段階では残りの人質全員が解放され、イスラエル軍も完全撤退。恒久的な停戦になるとしています。
そして、第3段階はガザの再建です。
バイデン大統領 「何十年と外交をしてきたが、最も厳しい交渉だった」
緊急会見で合意成立を発表したバイデン大統領には、記者からこんな質問が…。
バイデン大統領 「(Q.あなたの手柄ですか?それともトランプ?)それはジョークかい?」
トランプ次期大統領は、自分の手柄だと主張しています。
トランプ次期大統領のSNS 「この素晴らしい停戦合意は、我々が大統領選で歴史的勝利を収めたからこそ実現した」
これを受けてか、バイデン大統領…。
バイデン大統領 「8カ月にわたる交渉の末、私の政権、私の政権によって停戦と人質に関する合意が成立した」
15カ月続くガザ地区への攻撃で、パレスチナ人の死者は4万6000人以上に上ります。