戦闘が続くガザ地区の停戦と人質解放の交渉を巡り、イスラエルとイスラム組織「ハマス」が最終合意に達しました。
停戦交渉の合意を受けて、ガザ地区では市民が歓喜の声を上げました。
仲介にあたったカタール政府は15日、イスラエルとハマスが第1段階として19日から6週間の停戦を実施し、ハマスは人質33人を解放すると発表しました。
引き換えにイスラエルは、収監しているパレスチナ人を釈放します。
その後、イスラエル軍の完全撤退など、第2段階に移行するための交渉が始まるということです。
市民 「期待しています。この時を待っていました」
人質の家族 「弟が解放される予定だが、彼が生きているのかすら分からない」
イスラエルのヘルツォグ大統領は「正しく、重要で必要な動きだ」と述べ、合意を支持しました。
ハマスも「15カ月以上にわたる勇敢な抵抗の結果だ」と声明を出しています。
ガザ地区ではおととし10月7日以降で4万6707人が死亡しています。
