今も震災の記憶が色濃く残る神戸市から報告です。
(古川昌希アナウンサー報告) 例年を上回る7万人が訪れるとみられる東遊園地。集まった人からは30年が経っても忘れることのできない震災の記憶が語られました。
須磨区で両親を亡くした横浜市在住(72) 「家が全壊して(両親が)死亡しました。火葬の順番を待っている間、亡くなった父と母を見るのがすごくつらかった」
長田区で弟2人を亡くした神戸・須磨区在住(37) 「(家の下敷きから)助けられないまま2人とも、火事がまわってきて。弟2人の分も生きて震災を伝えていくのも大事」
今年の紙灯籠(とうろう)の文字は「よりそう」。神戸以外の被災地にも寄り添いたいという思いが込められています。
この後、東日本大震災、そして能登半島地震の発生時刻にも、会場では黙祷(もくとう)が行われます。