アメリカのトランプ次期大統領は、あすの就任式を前に首都ワシントンで集会を開き、就任初日からの公約実現を誓いました。ワシントンから報告です。
(小島佑樹記者報告) ワシントンに凱旋したトランプ氏が公約実現のキーワードに挙げたのは、「スピード」と「強さ」でした。
トランプ次期大統領 「あすから私は歴史的なスピードと強さで行動し、我が国が直面する危機を修復する。アメリカの強さと繁栄、尊厳と誇りある真新しい日々が始まる。すべてを元に戻すのだ」
トランプ氏は「就任から1週間、100日目に歴代の誰よりも素晴らしい成果をあげる」と宣言しました。
20日に就任式を迎えた後、およそ100本の大統領令に順次、署名していくものとみられています。
なかでも、不法移民対策については20日の就任演説で新たな国境対策を発表すると明らかにしました。
エネルギー政策などでもバイデン政権からの大転換を図り、変革を印象付ける考えです。
トランプ氏が演説した会場周辺は、トレードマークの赤い帽子を被った支持者が全米各地から押し寄せ、街の風景はまさに一変、すでにトランプ色に染まりつつあります。
トランプ氏は大統領選の勝利で裏打ちされた「強さ」をテコに、機能不全が指摘された1期目との違いを打ち出そうとしています。