水産業にもDX化の波です。水産業を学ぶ香川県立多度津高校の生徒が、水中ドローンの操作を学びました。
社会全体でデジタル化が進む中、AIを活用することで水産業にも労働の効率化や生産性の向上が求められています。こうした動きを受け、多度津高校海洋生産科の1年生が、次世代のスマート水産業を学びました。
(記者リポート)
「これから生徒たちは実習場の沖400mにあるいけすに向かいます」
実習場のいけすは縦横約6m四方で、水深は5mほどあり、マダイなどが養殖されています。
生徒たちが見守る中、水中ドローン事業を展開する高松市の鎌野鉄工所が縦横30cmほどの水中ドローンを沈めました。
水中ドローンは、潜水して航行する無人機で、操縦者は船上や陸上から遠隔操作により機体の操縦を行います。
(操作を体験した生徒)
「(生で見たのは)これが初めてです。案外結構(魚が)固まっているんだな。散らばっていると思っていた。海底の探索みたいなのにも役立つと思うし、生態系の研究にも役立つんじゃないかな」
(鎌野鉄工所/鎌野 実 社長)
「(メリットは)もう現場に行ってすぐ使える、水中ドローンを入れて点検ができるところですね。生徒たちには、今後この水中ドローンがあることを思い出してほしい」