トランプ氏の就任を受けたマーケットの反応です。
(経済部・島田龍二記者報告) トランプ大統領による関税発言でマーケットは20分の間に400円以上、下落するなど激しい動きを見せました。
21日の日経平均株価は、懸念されていた新たな関税に関しての大統領署名もなく関税先送りという報道もあり、取引開始後すぐに20日よりも一時300円以上、値上がりしました。
しかし、21日午前10時前にトランプ大統領が来月からカナダとメキシコに対して25%の関税をかけることを検討していると明らかにすると、株価は一時300円以上、値を下げるなど不安定な動きとなりました。
午前の終値は20日より49円高い3万8951円でした。
円相場も一時、1ドル=154円台まで円高が進んでいましたが、この関税発言から156円台まで円安が加速しました。
ある市場関係者は、「投資家は何より不透明感を嫌うが、トランプ大統領は不透明感の塊のようなもので、何がしたいのか分からない」と話しています。