就任から1週間を迎えたアメリカのトランプ大統領は国境警備の強化が最優先という認識を改めて示し、共和党議員に対して予算の大幅な増額を認めるように求めました。
トランプ大統領 「我々は不法滞在の犯罪者を追跡している彼らを拘束し、この国から追い出している」
トランプ大統領は27日、共和党下院議員の会合で演説し、就任から1週間で「軍を国境地域に配備し、不法入国者を軍用機に乗せて送り返すという史上初の措置を取った」と自画自賛しました。
そのうえで、国境警備隊の大幅な増員や強制送還のための航空機の手配など「記録的な投資」が必要だとの認識を示し、今後数週間のうちに議会と協力して予算の確保を進める考えを強調しました。
「国境の壁」の建設再開なども掲げるトランプ大統領にとって、予算権限を持つ議会の承認を得られるかが公約実現の鍵となります。