香川県丸亀市の離島で、スーパーやコンビニの商品の移動販売が始まりました。
セブン-イレブン・ジャパンとフジの2社が島での移動販売をスタートしました。
セブン-イレブン・ジャパンが丸亀市の広島で、マルナカなどを経営するフジが本島で行います。どちらも週に1回、島内を車で巡回して販売します。
丸亀市の広島では、待ちわびていた島民らがさっそく買い物を始めます。
(買い物客は―)
「目新しい気持ちがあるんですけど、普段の島の生活とはちょっと違う。コンビニがないのでここは」
この移動販売車は生野菜や惣菜、調味料など約350点を取り扱っています。
セブン-イレブン・ジャパンによると、「調味料」のほか、重いため持ち帰るのが困難な「食用油」などの需要が高いそうです。
(買い物客は―)
「(Q.何を買った?)お弁当とかサンドイッチとか卵とか。普段は丸亀に行って買い物をするんですけどね。朝行ったら帰ってきたら3時4時になる。便利。無かったら生活できない」
広島や本島には、スーパーやコンビニがないため、島民はフェリーで買い物に出かけなくてはいけません。
買い物の利便性をアップしながら地域の見守り活動にもつなげようと、丸亀市社会福祉協議会が中心となって事業をスタートしました。
(丸亀市社会福祉協議会/横田拓也 会長)
「皆さんがお互い顔の見えるコミュニケーションの場としても移動販売車を利用されることで、住み慣れた地域で末永く暮らしていける環境が整うではないかなと考えています」
今後は、ニーズに合わせて商品ラインナップを変えながら、販売を続けたいとしています。