岡山県倉敷市などを流れる小田川の付け替え工事について環境への影響を調査した結果が報告されました。
岡山市で開かれた会議には水質や生物の専門家らが出席しました。
2024年3月に完了した小田川の付け替え工事について、国は2023年9月から2024年11月にかけてモニタリング調査を行いました。
調査の結果、水に含まれる有害化学物質などが健康に影響がない基準を満たしていることや、工事の前と同じ程度の生物が確認されました。
専門家らは調査結果をおおむね評価し、「項目によっては調査を終了する目標値を明確にすべき」や、「植物が生育して十分な量になるまでは食害対策に力を入れてほしい」などの意見を述べました。
(環境影響評価フォローアップ委員会/河原長美 委員長)
「工事直後で(川の)形が安定していない。それが進みながら生物や水質もそれに対応しながら動いていくと思うので、(今後の)課題としては残っていると感じている」