東ヨーロッパのジョージアでは、EU=ヨーロッパ連合への加盟を求める反政府デモを警察が激しく弾圧し、野党指導者らを含む逮捕者が出る事態になっています。
首都トビリシ近郊で2日、EUへの加盟交渉を政府が中断したことを巡り、市民数千人が幹線道路の一部を占拠して反政府デモを繰り広げました。
警官隊が出動し、AP通信によりますと、野党指導者2人を含む少なくとも20人が逮捕されました。
EUのカラス外交安全保障上級代表は、政府の対応を「残忍な弾圧」と批判しデモ参加者への支持を自身のSNSで表明しました。
ジョージアでは去年11月以降続く大規模なデモに警察が過剰な鎮圧を繰り返していて、人権侵害への懸念の声も上がっています。