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去年1年間の実質賃金 前年比-0.2% 給与上がるも物価高に追い付かず 厚労省

社会

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 去年1年間の実質賃金は、おととしと比べて0.2%減り3年連続のマイナスとなりました。現金給与の総額は増えていますが、物価の高騰がそれを上回っています。

 厚生労働省の「毎月勤労統計調査」の速報値によりますと、去年1年間に物価変動の影響を差し引いた実質賃金は、おととしと比べて0.2%減り3年連続でマイナスとなりました。

 現金給与の総額は34万8182円でした。

 おととしと比べると2.9%増加し、33年ぶりの高い水準の伸び率となっています。

 一方で消費者物価指数が3.2%上昇していて、物価の高騰に賃金の引き上げが追い付いていない結果となりました。

 厚労省は「去年の春闘の影響などで現金給与総額自体は増えている。前の年と比べて実質賃金の下がり幅も小さくなっていて、今後の物価の動きを注視したい」としています。

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