フジテレビ・清水賢治新社長の就任後、初めての取締役会が30日に開かれた。一連の問題を受け、経営刷新のため小委員会を設置することを決定した。
■フジテレビ単体で赤字に
フジテレビ本社に、日枝久取締役相談役が入った。フジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングスは30日、取締役会を開いた。
終了後、清水社長はこう述べた。
清水社長 「フジテレビ単体では赤字になります」 「(Q.営業利益も純利益も赤字に?)はい」
中居正広さんと女性を巡る問題の影響で、CMの差し止めが相次いでいるフジテレビ。今年3月までの1年間の広告収入は、これまでの予想より233億円減り、最終利益が赤字に転落する見通しだ。
■日枝相談役の進退触れず
取締役会では、経営刷新に向け、新たな組織の設置を決めた。
清水社長 「きょうの取締役会で話されたことですが、『経営刷新小委員会』の設置。これは社外取締役から求められたことですが、これについての設置を討議して設置について承認した」
「経営刷新小委員会」は、社外取締役7人がメンバーとなり、透明性のある経営と信頼回復を目指すという。その一方で…。
清水社長 「(Q.日枝取締役相談役の辞任が議題には?)いえ…」 「(Q.日枝取締役相談役からの言及は?)それについてもないです」
■週刊文春が記事内容訂正
一連の問題について、週刊文春が訂正記事を出したことについてはこう述べた。
清水社長 「今の文春は、かなり強力な影響力が絶大なメディアだと言えると思います。基盤となっているベースが、どういうファクトだったのかというベースが崩れると、上に乗っかってくるものが崩れてしまう。もう少しきちっとした対応が必要なのではないか」 「(Q.今後、訴訟を考えている?)今あらゆる選択肢が検討のもとにある。冷静に検討して対応していくもの」
(「大下容子ワイド!スクランブル」2025年1月31日放送分より)