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初の日米首脳会談直前にUSスチールと面会 狙いは?

政治

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 初の日米首脳会談の直前、トランプ大統領が会ったのは日本製鉄の買収に揺れるUSスチールです。このタイミングでの面会。トランプ大統領の狙いを外報部デスクが解説します。

■USスチールと“面会”狙いは?

 総理、すでに緊張しているのでしょうか。表情が硬いようにも見えます。

石破総理大臣 「初対面ですからね。お互いの信頼関係の確立のために努力をしたい」

 この後、トランプ大統領との日米首脳会談に臨む石破総理。アメリカの首都ワシントンに到着しました。

政府関係者 「総理はすべてのテーマで一生懸命、勉強しているよ」 「石破さんはトランプさんに対しても自信を持ってきている。国会答弁を見ていても安定しているし、いい勢いが出てきているのでは」

 出発前、総理周辺は自信をのぞかせていましたが、関係者も驚く一報が総理に伝えられたのは機内でのことだったといいます。

政府関係者 「前向きな動きなのか、マイナスの動きなのか分からない」

 6日、トランプ大統領がホワイトハウスでUSスチールのブリットCEO(最高経営責任者)と面会したのです。

 日本製鉄によるUSスチールの買収計画。ブリットCEOは買収に賛成の立場です。両社は合意を発表していましたが、先月にバイデン前大統領が“安全保障上の懸念”を理由に中止命令を出し計画は頓挫。

 トランプ大統領も当初から…。

トランプ氏(去年12月SNSから) 「全面的に反対だ」

 買収に「反対」の姿勢でした。それでも日本製鉄は…。

日本製鉄 森高弘副会長 「正しく理解いただければトランプ大統領としては本件を応援してくれると。(反対の)ポジションを変えていただけるのではないかと」

 今回の面会では、ブリットCEOがトランプ大統領に買収実現への協力を求めたとみられますが、トランプ大統領が首脳会談直前に面会に応じた狙いは何なのでしょうか。外報部・中丸徹デスクに聞きました。

外報部デスク 中丸徹 「会談が終わってもまだ両者から一切、情報が出てこない。少なくとも石破・トランプ会談とセットの動きとみていいと思う。今までは“買収を認めない”一辺倒だったので、買収に道が開ける可能性もあるが、そこはトランプ大統領なので、厳しいディール(取引)の条件が待っている可能性がある。ただ今回、石破総理が一番伝えたいことは“日本がアメリカに一番投資をしている国だ”ということなので、その文脈でどんな話になるか首脳会談でのトランプ大統領の出方が注目される」

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