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「独立かつ公平な司法活動の妨害」トランプ氏による“制裁”受け国際刑事裁判所が非難

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 アメリカのトランプ大統領がICC(国際刑事裁判所)の職員に制裁を科す大統領令に署名したことを受け、ICCが「独立かつ公平な司法活動を妨害しようとしている」と非難しました。

 トランプ大統領は6日、ICCが去年、イスラエルの首相らに戦争犯罪の疑いで逮捕状を出したことを巡り、ICC職員の資産の凍結やアメリカへの入国を禁止する大統領に署名しました。

 アメリカとイスラエルはICCに加盟しておらず、トランプ大統領は「ICCによる権力の乱用であり、アメリカの主権を侵害する恐れがある」と主張しています。

 これに対し、ICCは今月7日の声明で「アメリカはICC職員に対して制裁を科し、独立かつ公平な司法業務を妨害しようとしている」と非難したうえで、「職員を断固として支持し、世界中の何百万人もの残虐行為による罪なき犠牲者に正義と希望を提供し続けることを誓う」と表明しました。

 ICCは125の締約国を含む世界中の国々や市民に対して「正義と基本的人権のための団結」を呼び掛けています。

 ICCの現在の所長は日本人の赤根智子氏が務めています。

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