去年の日本の経常収支は29兆円を超え、過去最大の黒字となりました。
財務省が発表した2024年の国際収支速報によりますと、海外との総合的な取引を示す経常収支は29兆2615億円の黒字でした。
黒字幅は前の年より3割近く増え、2年連続で拡大しました。
海外の子会社からの配当金といった直接投資収益が伸び、第一次所得収支が過去最大の黒字となったことが主な要因です。
貿易収支は3兆8990億円の赤字でしたが、半導体関連の輸出が増え、エネルギー関連の輸入も減ったことなどから赤字幅は4割縮小しました。
また、インバウンドの増加で旅行収支が過去最大の黒字となり、サービス収支も1割ほど赤字幅を改善しています。