今後10年間で財源が約100億円不足するとしている岡山県笠岡市は、事業の廃止や見直しを盛り込んだ「財政健全化プラン」の最終案を10日、取りまとめました。
(笠岡市/栗尾典子 市長)
「笠岡市が本当に何を課題として持っているのか。行政も見つめ直しますし、市民の皆さんとも一緒に課題が何かっていうことを見つけていきたいと」
笠岡市の栗尾典子市長が発表したもので、事業の見直しや人件費の削減などにより2025年度から10年間で122億円余りの効果があるとしています。
プランによりますと、JR笠岡駅周辺の整備や公営住宅の建て替えなど大規模なハード事業の凍結や見直しで約43億4000万円、補助金やイベントなど196の事業の廃止や見直しで約23億7000万円を削減するとしています。
さらに、2025年度の市長の報酬を10%、職員についてもボーナスの一部をカットするとしています。