高額療養費制度は、医療費の支払いがふくらんだ時に患者の自己負担額を低く抑える仕組みですが、政府がその上限を8月から段階的に引き上げようとしたことに反発の声が上がっています。
厚生労働省は10日、がんや難病の患者団体に面会し、たびたび上限額を超えるような長期の治療が必要な患者の負担の増加は抑える内容に、一部修正する考えを伝えました。
しかし、団体側は制度の見直し自体をやめるよう、改めて国に求めました。
全国がん患者団体連合会 天野慎介理事長 「患者さんによっては2倍程度の負担増になってしまうので、ほとんど意味がない改定になってしまっている」
(「グッド!モーニング」2025年2月11日放送分より)