アメリカのトランプ大統領はフランスのマクロン大統領と会談し、ロシアとの戦闘終結後のウクライナの安全保障をヨーロッパ諸国が中心となって担うとする認識で一致したと明らかにしました。
トランプ大統領は、マクロン大統領との共同会見で「私たちの焦点は、できるだけ早く停戦を実現し、最終的には恒久的な平和を達成することだ。きょうマクロン大統領と会談したことはそのための重要な一歩だ」と述べました。
また、ウクライナの長期的な安全保障を確立するための取り組みやコストはヨーロッパ諸国が中心となって担うべきだと強調しました。
マクロン大統領はこれに応じる形で「全員が責任を担う国際情勢の刷新」が共通の願いだとしたうえでヨーロッパ諸国に対して「アメリカとともに自らの責任を負うべきだ」と呼び掛けました。
会談ではウクライナの平和維持のためのにヨーロッパ諸国による軍の派遣などが議論されました。
トランプ氏は平和維持軍の展開に「何らかの支援はする」と容認する構えで、ロシアのプーチン大統領も「受け入れるだろう」との見方を示しています。
トランプ氏はまた、ウクライナから支援の見返りに希少な鉱物資源の提供を求めている交渉を巡りゼレンスキー大統領が「今週か来週に訪米するかもしれない」と述べ、早期の合意に自信をのぞかせました。
